7月9日(土)と10日(日)に完成見学会を開催する
「金町の家Ⅲ」では建具の吊り込みや照明器具の取付けを行っています。
「金町の家Ⅲ」は南北に長い敷地で東西両脇に建物が迫っています。
このような敷地の場合、東西からはなかなか光が得られず、
南北の窓からの採光頼りとなるため、建物中央が暗くなりがちです。
中央部の暗さの解消方法の一つとして効果的なことが、
建物の中心に吹抜けと天窓もしくは高窓を設ける方法です。
「金町の家Ⅲ」では建物の中心となるキッチンとリビングの上に
80cm×3.5mの細長い吹抜けを設け、屋根に2つの天窓を配置しています。
2階南側の条件の良いスペースを各個室としており、
廊下や出入口は中央の北向きとなりますが、そこに暗さはありません。
吹抜けを介して明るさの中で1階と2階がつながります。
2階のブラックウォルナットを使ったカウンターや
DURAVITのボウルで構成された洗面多目的台も見どころの一つです。
当初お客様のプラン要望に細長い吹抜けは含まれていませんでした。プランの段階で出来上がりを共有することは非常に難しいのですがご提案を採用して下さったことに大変感謝しております。実際にカタチと成ったことで、その効果を実感しています。
また、建物中央が暗くなることを解消する方法は吹抜けと天窓を設けることだけではありません。立地環境に適した解決方法がそれぞれにありますのでご一緒に考えていきたいと思います。